スカイリムのスクリプトは「pex」という拡張子のファイルで、「Data\scripts」フォルダに入っています。
これはそのままでは読めないので、MODでは元のソースファイルが「Data\scripts\source」フォルダに同梱されていることが多いです。ソースファイルは「psc」という拡張子で、テキストエディタで編集できます。これを Creation Kit でコンパイルすればpexが作成できます。
ところが、pscファイルが同梱されていないものもあります。pscファイルは無くてもゲームの動作には支障ありません。
スクリプトを見てみたい!けどpscファイルが無い!というときのために、コンパイルされたpexファイルをpscソースファイルに変換してくれるツールがあります。
1. 配布サイト
Champollion a PEX to Papyrus decompiler (nexus mods SKYRIM)
上記リンク先からダウンロードしたら任意の場所に解凍して使います。
これはコマンドラインツールなのですが、使いやすくするためにpexを一括変換するバッチを作成しました。
2. 使い方
- ダウンロードしたツールを任意の場所に解凍する。
- Champollion.exe がある階層に「scripts」フォルダを作成し、変換したいpexファイル群を入れる。
- 後述のコードを「Convert.bat」等の名前で Champollion.exe がある階層に保存する。
- Convert.bat を実行すると、「scripts\source」フォルダにpscファイル群が作成される
フォルダ構造は以下のようになります。
3. Convert.bat の中身
@echo off cd /d %~dp0 echo 変換中. この画面が閉じるまでお待ちください.... for %%i in (scripts\*.pex) do (champollion.exe %%i -p scripts\source)
このコードをメモ帳にコピー&ペーストして保存し、拡張子を「bat」に変更すればOKです。他のテキストエディタをお使いの方はそれで作成してください。
Convert.bat を実行すると「scripts」フォルダ内に「source」フォルダが作成され、pscファイル群が作成されます。
これでスクリプトを眺めたり、編集したりできるようになります。神ツールです。
4. バッチ不要のシンプルな使い方
pexを1つだけ変換したいときや、バッチの作成がわからないときは、「Champollion.exe」の上にpexをドラッグ&ドロップするだけでも変換できます。pscは同じフォルダ内に作成されます。
この方法で複数のpexを変換するとフォルダ内が見づらくなるので、その場合はやはりバッチを使った方が良いと思います。
5. スクリプトのコンパイルに失敗するときの確認事項
pscを編集し、いざ Creation Kit を使ってコンパイルしようとしたときに、バニラのスクリプトソースも必要になることがあります。
バニラのソースは「Data\Scripts.rar」に収められていますので、スクリプトをコンパイルする前に「Data\scripts\source」フォルダに解凍しておきましょう。その数 10000ファイル以上あります…。
SKSE のスクリプトソースも同様に必要になることがあります。そちらは SKSEのサイト から 7z archive 版をダウンロードすれば抜き出せます。
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